エゾ鹿との共生を図ろう

”エゾシカと人との共生のために、あなたの力を貸して下さい。”

画像提供「林野庁 北海道森林管理局」

明治初期に、エゾシカは57万頭以上が捕獲され、エゾシカの肉や皮が、様々な国に輸出されていました。と同時に、農地開墾や木材生産のため生息地となる森林が伐採され、さらには、1879年の記録的な豪雪がエゾシカを襲い、絶滅寸前にまで激減してしまいました。
その後も、乱獲と禁猟が繰り返されましたが、1890年には保護政策が講じられ、保護動物として、捕獲制限されるようになりました。しかしながら、個体数の調整に失敗し、現在では65万頭以上にまで、その生息数が増加してしまいました。
この様に、エゾシカの生息数の回復に伴い、地域住民への被害が増加し、大きな問題に発展しております。その問題の最たる現象が、エゾシカと一般車が衝突するという交通事故や、列車との接触事故であり、北海道内のエゾシカと車、もしくは、列車との事故件数も年々増加し、その被害額は年間4億円以上にも達しており、今後も増え続けることは必至であります。

画像提供「北海道蝦夷しか対策室」

しかも、エゾシカとの交通事故で、人命が失われるような大きな事故も増大しておりこの様な野生動物との接触回避による交通事故は、事故現場からエゾシカが逃げてしまいますと、単なる単独事故による死亡事故として取り扱われてしまい、保険の支払がままなりません。しかも、この数は統計に現れて来ず、余り知られていないというのが実情なのです。

この様な、野生動物との衝突回避による死亡事故を、「ロードキル」といい、特に、大型動物では、車の方が事故を回避しようと、急ハンドルを切ることによる対向車との正面衝突事故例が最も多く、この様な悲惨な事故を防止するために、エゾシカが道路に出て来れない様に、4,000kmに渡り防護柵が設置されているところもあるようですが、事故は増加し続けています。

そこで、快適な交通環境を維持するために、どのような型で貢献させていただくべきかについて考えた時、エゾシカと人との共生のためには、エゾシカの生息数を管理していかなければならないという簡単な結論に達しました。

そのためには、これまで以上に、多くの人達の協力と費用が必要になり、その費用を捻出する手段として、管理削減させるために 間引きしたエゾシカを食肉として流通させ、これを用いて各種製品類を開発し、加工食品として流通させ、その収益をもとに、新たな対策を施していく事によって、エゾシカと人との共生を図るべきではないかと考え、我々三慶グループでは、この間引きした鹿肉を利用した新しい製品類を数多く開発し、これを販売ルートに乗せることで、より多くの人達に、この現状を理解して頂くことが出来ることに繋げられるのではないかと考えており、その事が結果として、快適な交通環境を維持し、エゾシカと人との共生が図れるよう、貢献していきたいと考えました。

エゾシカが関係する交通事故数と、人身事故数と、死亡事故数

データ提供 北海道警察本部交通部